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 数年前に、私の医院のスタッフに育児休業給付金が支払われないという事件が発生しました。御存じの方が多いと思いますが、育児休業給付金は国が強制的に徴収する雇用保険から支払われる、働くお母さん(場合によってはお父さん)と生まれたばかりの赤ちゃんが生活するための大切なお金です。育児休業でお母さんが働けない期間の生活を保障する大切なお金です。その額はお母さんが働いていた時にもらっていたお給料の半額という額(平成23年現在)で、子供手当などとは比較にならないくらい重要なお金です。
 ところがこのお金は手続きの不備があると、簡単に不可逆的に払われなくなるというという恐ろしいお金なのです(この裏には、今、事業仕分けでやり玉にあがっている特別会計の問題、省益のために特別会計の支出を節約するという意思が働いているように思います)。具体的には役所が決めた2か月に1度の申請期限以内に申請を行わないと、ほとんどの場合支払いは拒否されます(ハローワークの言葉では、救済されないといいます。ちなみに申請書はハローワークから送付されたものを使うため、郵便の不達があれば、当然給付金申請の継続手続きを育児で忙しいお母さんが失念する確率は高くなります)。一度申請が中断された事実があると、その後いくら育児休業中であっても、生まれて育てている赤ちゃんに対しての育児休業給付金は絶対に出ません。(この事実はおそらくほとんどの政治家の方々は知りません。)その間も雇用保険は強制的に徴収されるにも関わらず、です。
 この国では雇用保険を強制的に徴収されながら、育児休業手当をもらえないお母さんと赤ちゃんがたくさん発生しているのです。(おそらくは毎日発生しています)。お金がからむ行政サービスは時として官僚の天下りやその後の退職金を目当てにして、国民の権利を侵して節約される悪しきお手本だと私は考えています。
 このページで私たちが経験した育児休業給付金の支給に関わる行政の悪い運営の実態を公開し、育児休業給付金の意味を通じて人として最低限何を守るべきかといったことを日本の皆さん一人一人に考えていただきたいと考えています..。
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